工場の工夫!
工場では日々、様々な業務を行っていますが、その中でもアクリルベルトのカット作業は、思いのほか煙が出る作業です。これまでは「ある程度はしょうがないよね」と考え、大きな対策を行っていませんでした。
そんな中、社員から
「アクリルベルトを切る際に出る煙が気になります」
「担当している嘱託社員さんの体調が心配です」
という報告がありました。
報告を受けて現場を確認すると、普段その作業を担当してくれている嘱託社員さんのマスクが、茶色く変色していました。さらに、作業場の周囲には独特のにおいが広がっており、煙が滞留していることも分かりました。
毎日その環境で作業していることを考えると、決して軽く見て良い問題ではありません。体調を崩してからでは遅い・・・そう感じました。

そこで、報告をしてくれた社員と一緒に「今できる対策は何か」を話し合いました。とはいえ、大掛かりな吸煙設備をすぐに導入するのは、コストや工事の面からも現実的ではありません。まずは小さくても良いから、すぐに実行できる方法を考えようという結論になりました。
その内容をルーク工場長へ報告したところ、
「プラモデル用の塗装ブースは使えないだろうか」
という提案がありました。
塗装ブースは、本来プラモデルの塗装時に発生するミストや臭いを吸い込み、フィルターを通して排気する装置です。構造はシンプルですが、局所的に煙を吸い込む力があります。価格も比較的手頃で、すぐに導入できる点も魅力でした。

早速購入し、アクリルベルトのカット作業台に設置してみたところ、これまで作業場に広がっていた煙が目に見えて吸い込まれるようになり、臭いも大幅に軽減されました。周囲で作業する社員も見に来て「これはすごい。これなら臭いも気にならない!」と声が上がるほどでした。
担当している嘱託社員さんからも「これなら臭いも煙も気にせずできる」との感想があり、作業改善になりました。
今回の取り組みは、社員の気づきから始まり、現場での話し合いを経て、ルーク工場長の発想によって形になりました。誰か一人の力ではなく、声を上げる人、共に考える人、判断する人が繋がった結果です。改めて感じたのは、「仕方がない」で終わらせない姿勢の大切さです。現場の小さな違和感に目を向け、行動に移すことが、安全で働きやすい職場作りに繋がります。

K課長

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